こころのこと– category –
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こころのこと
🪞 鏡の前で、言葉を整える
– 自分を“やさしく見直す”ための朝の言葉☀ 🌅 朝まだ静かな光が部屋に差し込むころ、鏡の前に立つと、自分の顔が少し眠たそうに映るよね。 寝ぐせの髪、ぼんやりした目。けれどその奥に、確かに今日を始めようとする自分がいる。 鏡の中の表情は、心の天気... -
こころのこと
🌌 ひかりのない星の記憶
– 誰も見ていないところで、静かに輝いている。 夜空を見上げると、たくさんの星が瞬いているように見えるけれど、その中には、もう光を放っていない星もある。 私たちは、何千光年も前に放たれた光を、いまここで見ている。その事実を思うと、「見えない... -
こころのこと
🪞 鏡の中の知らない自分
– 映し出された影は、もうひとつの可能性。 朝、鏡の前に立つ。まだ少し眠たげな顔がそこにあって、髪を整えながら思う。「今日の私は、どんな顔をしているんだろう」 鏡を見るという行為は、ただ“姿”を確認するためだけのものではないよ。そこには、心の... -
こころのこと
🕊 羽ばたきの残響
– 去っていくものが、まだここにいる。 夕暮れの空を見上げると、鳥たちがゆるやかに列をなし、遠くへと飛び立っていく。羽ばたきの音はすぐに消えてしまうけれど、そのあとに残る空気の揺らぎだけは、なぜか胸の奥に響いている。去っていくものがあるたび... -
こころのこと
🌬 記憶を運ぶ風
– 忘れたはずの声が、ふと胸をふるわせる。 風が頬をなでた瞬間、ふと胸があたたかくなることがあるよね。どこからか、懐かしい香りが漂ってきて、忘れていた誰かの声が心の奥で小さく響く。 「あの人と歩いた道も、こんな風が吹いていたな」そんなふうに... -
こころのこと
🌊 波に消える足あと
– 残せなかったものが、やさしさに変わる。 夕暮れの海辺を歩いていると、砂の上に足あとが並ぶ。さっきまで確かにあったその形は、ゆっくりと波にさらわれていく。音もなく、静かに消えていく足あと。 その瞬間、少し切ないようで、どこか心がほどけるよ... -
こころのこと
🕯 影と対話するひととき
– 暗闇の中で、光がほんとうを映す。 夜、部屋の灯りを落として、小さなキャンドルを灯してみる。その炎はゆらゆらと揺れ、壁に淡い影をつくる。光と影が重なり合い、ひとつの景色をつくっている。 そのときふと気づくんだ。私たちの心も同じように、光と... -
こころのこと
🔮 透明な夢のかけら
– 見えない想いが、日常のすき間に光る。 夜が明けて、まぶたを開いた瞬間。夢の中で見たはずの景色が、まだ心の奥に残っていることはないかな。はっきりと形を持たないけれど、消えかけの光のように、ふと胸に残っている。それはまるで「透明な夢のかけら... -
こころのこと
🌈 色のない虹を描く
– 失われたものを、心が彩り直す。 雨が上がった空に、ふと浮かぶ虹。けれどその虹には、色がなかった。ただ淡い影のように、静かに空にかかっている。 普通なら七色にきらめくはずなのに。なぜかそのときの虹は、どこか寂しげで、色をなくしてしまってい... -
こころのこと
🕰 永遠を刻む、壊れた時計
– 時が止まることで、心が動き出す。 🌫️ 部屋の片隅に置かれた時計。気づけば針はもう動いていなくて、同じ場所を指したまま。カチコチと鳴る音はなく、ただ静けさがそこにある。 本来なら「壊れてしまった」と思うかもしれない。でも、その止まった針を見...
